ロレンシャンです。
今年も終わってみればあっという間でしたね。
同時に、年の切り替わりは新しいことにチャレンジしていく大きなチャンスでもあります。
この時期に絶対やっておきたい事。それは「来年の目標を立てる」ことです。
私はこの時期、必ず来年一年間の目標を立てます。
せっかくなので、私がいつもどのようなことを意識して目標を立てているのか、私なりに思う良い目標の立て方をまとめてみました。
良い目標があるのとないのでは一年後の自分は全く違うものになります。是非しっかりとした良い目標を立て、実りのある一年にしていきたいですね。
目標は長期目標と短期目標に分けて立てる
まず私の場合、目標は長期目標と短期目標(年間目標)に分けて立てています。
長期目標とは例えば、
- 40歳までにサイドFIREをする
- 子供と47都道府県を制覇する
といった、5年、10年先を見据えた大きな目標です。
以前、人生の「価値観マップ」についての記事を書きましたが、この価値観マップを作ることで、おのずと長期目標は定まりますので、まだ作っていないという方は下記記事も参考にしてみて下さい。
短期目標(年間目標)とは例えば、
- ツイッターを毎日更新する
- 本を30冊読破する
- ブログでの副業収入月収50,000円を達成する
といった、一年間で達成する目標となります。
これは毎年年末に作成し、次の一年間でこの目標達成に向かって邁進していきます。そして3ヵ月程度に一度目標の再確認を行い、場合によっては目標を修正、見直しする場合もあります。
ちなみに私の場合の短期目標は一年間ですが、別に半年間、3か月間とかでも問題ありません。
自分の中で一番しっくりくる期間を決めればよいと思います。
良い目標の立て方と悪い目標の立て方
一般的に目標を立てる際、良い目標の立て方と悪い目標の立て方があります。
結論からいうと、良い目標とは以下の通りです。
- 期限が決まっている
- 明確な数値設定がある
- やることが具体的に決まっている
- 現実的に達成ができる
もちろん、必ずしも全てに当てはまる必要はありませんが、指標として、上記4点の多くに当てはまる目標が良い目標、逆に当てはまらないものが悪い目標となります。
順番に解説していきます。
期限が決まっている
目標と立てるときは期限を明確にすることが非常に大切で、期限が曖昧な目標は絶対に達成できません。
具体的にいうと、
良い目標 | 40歳までに7,000万円貯めてFIREする |
悪い目標 | 将来お金をためてFIREする |
良い目標の方は、40歳までにと期限が明確になっている一方、悪い目標の方は、いつかお金を貯めて自由な人生を送るんだ~、ぐらいにしか感じ取れません。
目標の段階で将来、とかいつか、とかいっているようでは、そのいつかは永遠に訪れません。
会社とかでも中期経営計画や年間の業績予想など、期限を切った目標が設定されていると思います。いつかは売上100億達成するぞ~といった期限が曖昧な目標を公言している会社があったら、その会社はかなりヤバイです。
私が長期目標の他、毎年年末に年間目標を作成する理由は、一年間で達成するという明確な期限が決まっているという理由もあります。
もちろん一年間にこだわる必要はなく、1~6月までの半年で簿記3級に合格するとか、さらに期限を切っても全然良いと思います。
明確な数値設定がある
目標には明確な数値があるとより具体性が増して達成しやすくなります。
例えば年間目標でブログを頑張りたい時、
良い目標 | ブログ記事を60記事(月に5記事)書く |
悪い目標 | ブログを頑張って書く |
良い目標の方は、一年間で60記事、月に5記事を書くという明確な数値目標を設定しているのに対し、悪い目標の方は、とにかく頑張るんだ~、ぐらいしか分かりません。
どちらの目標を立てたとしても同じブログを頑張る、ということには変わりないですが、不思議と月に2記事と目標を明確化すると、その計画通りに行くことが多いです。
目標が「ブログを頑張って書く」だけだと、どれだけ頑張って良いかが分からず、途中でもういいや、となりそうなことは何となく想像できると思います。
一方、「月に5記事」と小さなゴールが明確になっていると、今月はあと1記事頑張ろう、と自分を奮い立たせることができます。
会社でKPI(重要業績評価指標)を決める時も、前年比10%増とか、月に20件以上といった様に、具体的数字が必ず入っているものです。とにかく頑張るみたいなKPIは余り見たことがありません。
この具体的に数値設定を入れる効果は、私が個人的に目標を立てて実行してきた中で大きな実感を得ています。
やることが具体的に決まっている
やることが不明確な目標ほど意味のないものはありません。
例えば年間目標で、ダイエットを頑張りたいと決めた場合、
良い目標 | 毎日30分以上のウォーキングを行う |
悪い目標 | 毎日30分以上の運動をする |
良い目標の方は、毎日やるべきことが具体的、かつ明確です。この目標があればとりあえずは明日からウォーキングを頑張れそうですね。
一方悪い目標の方は、運動という抽象的な文言しか入っておらず、具体的に何をすれば良いのかが見えません。
ウォーキングなのか、筋トレなのか、水泳なのか、頭の中ではどんな運動をやっていくかが定まっている場合、実際に目標設定する際はそこまで踏み込んだ方が良いです。
逆に頭の中でもどんな運動をするのかが定まっていない場合、最低そこまでは目標の段階で定めておきましょう。
目標が抽象的なままだと、実際に行動する前に今日は何をしようかという思考が発生してしまうため、毎日脳に負担がかかり、脳が行動を制限するブレーキをかけてしまいます。
「ウォーキングを行う」までが目標として決まっていれば、毎日脳に負担をかけて考えなくても、後は今日ウォーキングを頑張るかどうかだけの話になります。
現実的に達成ができる
目標を立てる時、その目標の難易度調整がとても大切になってきます。
例えば将来会社で昇進する際にTOEICの点数が必要だとして、半年後にTOEICを受ける場合、
良い目標 | 毎日10分以上TOEICの勉強をする |
悪い目標 | 毎日2時間以上TOEICの勉強をする |
この二つの目標を見比べた時、一見、毎日2時間以上のほうが勉強時間も長くて最終的に良い結果になりそうですが、実はそんなこともありません。
この目標のポイントは「毎日」という点。
一旦「毎日」という目標を立てたら、雨の日も風の日も、休みの日も旅行の日もデートの日も結婚式の日も、よほどのことがない限り基本的には一日も欠かさずに勉強すべきです。
私も良く「毎日○○する」という目標を立てますが、どんなに忙しい日であっても絶対に時間を作ってそれをやりますし、逆にその意思がないと、あっという間に目標は形骸化してしまいます。
そして悪い方の「毎日2時間以上」という目標、忙しい社会人の傍らで達成できますか? おそらく相当の覚悟、理由がないと達成不可能ですね。どこかで今日はいいや、となったが最後、いつの間にか勉強すらしなくなっておしまいです。
個人的には、目標は難易度を低めに設定しておいて、それを絶対に達成させる、という心意気のほうが良い結果につながることが多いです。
TOEICの件ですが、実は私自身が以前、毎日10分以上TOEICの勉強をする、という目標を立ててTOEICを受験し、2年間で300点→600点になりました。
本当に10分ちょっとしか勉強しなかった日もありますが、主に移動時間を使って毎日欠かさず勉強していたら気がついたら点数が伸びていました。
この手の勉強は、勉強開始時に一番エネルギーが必要で、始めてしまえば30分~1時間ぐらいはあっという間に経つので、なおさら「毎日」を徹底するほうが結果がついてくるのだと思います。
私が目標を立てる時に意識していること
一般的な良い目標の立て方を解説してきましたが、ここからは具体的に私が目標を立てるときに意識していることを記載します。
私が意識していることは以下の通りです。
- 長期目標は本当に自分がやりたい事なのかを定期的にチェックする
- 長期目標と短期目標(年間目標)の整合性を再確認する
- 結果目標と努力目標をセットで立てる
- 少し低めの目標を設定して必ず達成させる
- 目標は常に見えるところに貼っておく
順番に解説していきます。
長期目標は本当に自分がやりたい事なのかを定期的にチェックする
長期目標は人生の羅針盤です。
人生がおかしくなる人、後から自分の人生を後悔してしまう人というのは、長期目標が定まっていない、もしくは長期目標が自分の本心と違う方向を向いている人です。
冒頭でも解説しましたが、長期目標は人生の「価値観マップ」を作って徹底的に煮詰めたほうがよいですし、定期的に価値観マップを見直して、本当に自分が立てた長期目標が自分の本心と合致しているかを再確認しましょう。
- 40歳までにサイドFIREする
- 子供が大きくなるまでに家族で10ヵ国を旅する
いづれも良い目標だとは思いますが、例えば40歳までにサイドFIREすることは、「本当に自分が望んでいるのか」をチェックし、もしそうでないならば、早めに軌道修正することも大切です。
長期目標と短期目標(年間目標)の整合性を再確認する
長期目標がしっかり定まったら、毎年の年間目標を立てるとき、自分が立てた長期目標と方向性が合致しているかを確認するようにしています。
例えば、40歳までにサイドFIREする、という長期目標を立てている場合の年間目標が以下の場合はいかがでしょうか。
- ブログ記事を24記事(月に2記事)書く
- eMAXIS Slim 全世界株式を120万円のNISA枠満額購入する
- 10月のTOEICで600点を取る
- 家族で世界一周旅行へ行く
1番と2番の目標はサイドFIREを目指す過程の目標としては非常に整合性が取れています。
3番の目標はどうでしょうか。英語を勉強することは素晴らしいことだとは思いますが、サイドFIREをするという長期目標からは少しベクトルがずれています。
サラリーマンをしながらブログ記事を書くこととTOEICの勉強をすることを両立することは非常に困難で、この年間目標は選択と集中ができていません。
ブログ記事を頑張ってサイドFIREを目指すなら、TOEICの勉強はいったん置いておく。私ならばそう決断します。
4番の目標はどうでしょうか。私も小さな子供がおり、子供が小さい間に、少しでも若い間に、というのは私も非常に共感できます。今しかできない経験、体験にお金を払うことは非常に大切です。
ただ、家族で世界一周旅行をすれば莫大な費用がかかり、長期目標であるサイドFIREは遠のきます。
国内旅行ではダメか、一番行きたい国だけに絞るのはダメか、など再考の余地があると思います。
結果目標と努力目標をセットで立てる
目標には結果を目標にするものと、努力を目標にするものがありますが、私はこの二つをセットで立てることを意識しています。
具体的に年間目標の一例を挙げると、
- ブログで月収10,000円達成
- ブログ記事を24記事(月に2記事)書く
- ツイッターフォロワー1,000人達成
- ツイッターを毎日更新する
- 10月のTOEICで600点を取る
- 毎日10分以上TOEICの勉強をする
いずれも1番が結果目標、2番が努力目標です。
結果と努力、どちらも重視したいという思いの元考えたのがこのセット目標で、2番の努力目標を達成できれば、1番の結果目標はおそらく達成できるだろう、ぐらいの難易度設定をするのが好きです。
少し低めの目標を設定して必ず達成させる
これも私流なのですが、少し低めの目標を設定して、それを必達させるやり方が好きです。
例えば前章で紹介した以下の目標。
- ブログで月収10,000円達成
- ブログ記事を60記事(月に5記事)書く
個人的感覚としてはそんなに難しい目標ではないと感じています。
ただ目標が以下ならばどうでしょうか。
- ブログで月収200,000円達成
- ブログ記事を120記事(月に10記事)書く
サラリーマンと子育てをやっている傍らではちょっと達成できる気がしないです。(人によっては普通に達成できるのかもしれませんが・・・)
私は立てた目標の達成見込みが全く立たず、途中で挫折して放置状態になるのが一番勿体ないことだと思っており、低めの目標を確実に達成していくことで、少しずつでも長期目標のゴール地点に近づいていく感覚のほうが好きです。
この辺は人それぞれかもしれません。高い目標を掲げて少しでも食らいついていくぐらいのほうが合っている人もいるのかもしれませんが。
目標は常に見えるところに貼っておく
これは一般的にもよく言われていることですね。
目標を立てたら、常に自分の目につく所に置いておくようにしましょう。
自分の部屋や寝室に貼っておいてもよいですし、誰かに見られるのが恥ずかしいならば、小さな紙に書いて財布の中に入れて置いたり、スマホやPCの待ち受け画面にしておいても良いと思います。
私の実感として、目標をエクセルやワードでまとめておいただけ、のパターンより、自分の目につく所に常に置いておく方が、その目標の達成率は確実に高いです。
その目標を目にする度に、頑張らないとな~、と気が引き締まるし、目にする度に何かしらすぐに行動したくなり、実際に大なり小なり行動することが多かったです。
目標を目にすると、脳が目標達成のために動き出すイメージでしょうか。
簡単なことなのに目標の達成率が大きく変わる、これをやらない手はないと思います。
まとめ
以上、良い目標の立て方や私が目標を立てる時に気を付けていることを解説してきました。
ただとりあえず一番大切なのは兎にも角にも「目標を設定すること」です。
毎年年末になると、「今年もあっという間だったな~」というのが口癖になっていると思いますが、一年間を振り返って、自分はこの一年で何をやってきたかを振り返ってみましょう。
この1年、仕事しかしてないな~、何もしてないな~、と思っている方は、前年にしっかり目標を設定し、それを実行する努力をしてきたでしょうか。目標なく人生を過ごすのは本当に勿体ないです。
今は目標を設定するには最高の時期で、ここでしっかりと目標を設定し、達成すれば、一年後は自分なりの成長を感じ取れるだろうし、自分の長期目標(夢)に向かって着実に近づいているでしょう。
私も来年の目標をしっかりと立て、一年後、「この一年も充実してたな~」といえるようにしたいですね。
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