インデックス投資がどうしても退屈だと感じる場合の対策とやってはいけないこと

ロレンシャンです。

当ブログでは、FIRE、セミリタイアを目指す方向けの投資としてインデックス投資を勧めています。

なぜインデックス投資がおすすめなのかについては以下記事にて詳しく解説していますのでよろしければご覧下さい。

さて、インデックス投資をしている人の共通の課題として、

「退屈」

ということが挙げられます。

特に毎月決まった日に決まった額を機械的に積立設定してしまうと、もうやることはほとんどありません。

せいぜい、日々の評価額を確認するか、引き落とし口座の残高を確認するぐらいです。

さらに、インデックス投資を始めたなりというのは、まだ積立額も少なく、日々の資産増減額も決して多くはないため、もっと効率よく儲けたいという欲が湧きやすくなります。

そこで今回は、インデックス投資がどうしても退屈だと感じる場合に何をするのが良いか、また逆にやってはいけないことについても解説します。

インデックス投資は長期的に見ると、結果的に素晴らしいパフォーマンスを出してくれることは歴史が証明しています。

この機会に末永くインデックス投資を向き合えるように、楽しく継続する術を知っておきましょう。

インデックス投資が退屈だと感じる場合の対策

では早速、インデックス投資が退屈だと感じる場合の対策について解説します。

まず結論は以下の通りです。

順番に解説していきます。

運用資産の一部で別の投資を取り入れる

これは私も取り入れていますが、例えば運用資産が1,000万円あった場合、800万円をインデックス投資、200万円を高配当株投資にするなどして、運用資産の一部で自分がやってみたい投資をするという手法です。

確かに自分であれこれとやる投資は、長期的パフォーマンスでインデックス投資に勝つのは難しく、100%インデックス投資のほうが結果的に儲かった、ということは普通に考えられます。

とはいえ、自分で色々な投資に手を出してみるのは勉強にもなりますし、運用資産の一部として割り切って取り組むのは全然良いと思います。

ちなみに私が取り入れているのは、高配当株投資、そして中小型成長株投資です。

あくまでインデックス投資がメイン、これらはサブです。

高配当株投資や中小型成長株投資についてもっと知りたい方は以下記事も参考にしてみてください。

私は10年以上の投資経験がありますが、例には漏れず、これまで100%インデックス投資をしていたほうがパフォーマンスは良かったとは思います。

ただ高配当株投資や中小型成長株投資をしていて後悔はありません。

個別株を選んだりする時間が楽しく、株式、インデックス投資をここまで長く継続できたのは、資産の一部で個別株も取り入れてきたから、という側面があることは間違えないからです。

私は今後もインデックス投資をメインにしつつも、高配当株投資、中小型成長株投資も取り入れていきたいと思っています。

SNSなどで情報発信を始めてみる

X（旧ツイッター）などで情報発信を始めてみることもおすすめです。

匿名でインデックス投資＋日常生活などのテーマでSNS発信をしている人も沢山いて、その人達とつながることによってインデックス投資を続けることは間違っていない、ということを何度も再認識することができます。

また、興味関心がSNS発信用の文章を作ったり情報を集めること、日々を充実させること、フォロワーを増やすことなど、インデックス投資自体とは別のことに向くメリットもあります。

インデックス投資が退屈だと感じる理由の多くが、

インデックス投資でお金を増やすことに強い関心が向いていること、インデックス投資以外に興味関心を持てることが少ないこと

だと思いますので、SNS発信によって自分が持つ興味関心を分散させることで、結果的にインデックス投資への過度な興味関心を和らげることができます。

投資以外の副業を始めてみる

先述のSNS発信とつながる部分も多いですが、インデックス投資以外で何か副業を始めてみることをおすすめします。

資産運用初期というのは、運用利回りを多少上げた所で自分の資産増加額は非常に限定的です。

運用資産が100万円しかなかった場合、年利5%で5万円、年利10%で10万円ですが、パフォーマンスを倍にしてもたった5万円しか変わりません。

年利5%を年利10%に上げるということは、資産運用のプロでも非常に難しく、特に資産が少ない間は労力に合っていませんし、労力をかけたからといって達成できるものでもありません。

それよりも、資産運用は手間がかからないインデックス投資一本に絞り、全く別の副業を始めることで「稼ぐ力」を伸ばす方が、結果的に資産形成は遥かに早くなります。

副業を選ぶ際は、自分が少しでも楽しい、と思うものを選ぶようにしましょう。

私もブログを続けていますが、おそらく楽しみが無かったとしたらここまで続いていません。

また副業は、普段本業では身につかないような色々なスキルも身につくので、仮に失敗したとしても得るものは大きいです。

退屈だと感じた時にやってはいけないこと

それではここからは、インデックス投資が退屈だと感じた時にやってはいけないことを解説します。

ついついやってしまいがちだが、やってしまうとパフォーマンスの低下に繋がりかねないことをピックアップしました。

まず結論は以下の通りです。

順番に解説します。

買い付けタイミングを計ろうとする

機械的な積み立てはつまらないからとついやってしまいがちなのが、買い付けのタイミングを自分でコロコロと変えてしまうこと。

毎月の何処かのタイミングで必ず買うとかであればまだ良いですが、今は株価が高いから株価が下がってから買おうと、今月に予定していた買い付けをしなかったり、少し株価が下がったから、と予定していた以上の金額を一括投資するのは好ましくありません。

今の株価が高いか安いかが分からない、という前提の元に積立投資を始めたにもかかわらず、自分の個人的な主観で積み立てのタイミングを計ろうとするのは矛盾しています。

インデックス投資は自分のマイルールを決め、絶対にそのルールに沿って投資するのが鉄則です。

毎月5万円を積み立てると決めたならば、それを機械的に粛々と実行していくほうが、結果的なトータルパフォーマンスは良くなります。

頻繁に基準価格や資産額をチェックする

前項で買い付けタイミングを計ろうとしないほうが良いと解説しましたが、そうなる元凶は頻繁に基準価格や資産額をチェックしてしまうことです。

頻繁に証券口座を見れば見るほど、その度に何か行動したくなります。

インデックス投資は長期運用が前提ですから、基準価格を毎日見る必要なんてありません。

私はよほど大きな変動がない限り、インデックスファンドの基準価格は月に1回しか見ないようにしていますし、これまでそれによって何か困ったことはありません。

月末に資産額を集計する際、インデックスファンドの基準価格も同時に見る、という感じです。

ちなみに、別で運用している中小型成長株は毎日株価をチェックしてしまいますが、これは大きな動きがあった場合は短期で売却する可能性もある投資だからです。

いつの間にか別の投資にのめり込んでインデックス投資の比率が下がっていく

これが一番要注意です。

先ほど、インデックスファンド投資だけでは退屈の場合、運用資産の一部で別の投資を取り入れるのが良いと解説しましたが、初めはそのつもりでも気が付いたらインデックス投資の比率がどんどん下がってきて、いつのまにか比率が逆転してしまう、といったことには絶対ならないように注意しましょう。

例えば高配当株投資や中小型成長株投資を勉強していくと、欲しい銘柄がどんどん出てきます。

色々な銘柄を買いたい余り、気が付いたらインデックス主体ではなく、高配当株や中小型株がポートフォリオの多くを占めていたということは良くあります。

当ブログでは何度も解説している通り、個別株でインデックス投資よりも長期的に良いパフォーマンスを出すのは難しいので、インデックス投資の比率が想像以上に下がると、結果的にトータルパフォーマンスの大幅な低下に繋がります。

個別株ならまだよいのですが、FXやレバナスなどのレバレッジ商品はさらに要注意です。

ポートフォリオの20%程度のつもりで投資していたとしても、例えばその商品に3倍のレバレッジがかかっていれば、実質的に投資資産の40%以上をその商品に投資していることになります。

そして、FXなどで負けが込むと、さらに多くのお金をそちらに突っ込んでしまい、気が付けば致命傷につながる、ということも多いです。

この際、FXやレバナスなどのレバレッジ商品には初めから手を出さない、というのが一番無難ですが、どうしてもやりたいならば自分で決めたルールは徹底しましょう。

まとめ

以上、インデックス投資が退屈だと感じた時の対策とやってはいけないことについて解説しました。

インデックス投資は長く続けることができれば、大きな結果が出ることが過去の実績が物語っていますが、「退屈」に耐えきれずに方向転換をしてしまうのは非常にもったいないです。

投資で一番パフォーマンスが良かった人は既に亡くなった人、という名言があります。

結局何もしないのが一番良い、インデックス投資はまさにこの投資の代表格でしょう。

先述の通り、一番良いのは機械的な設定だけをしてしまい、後は興味関心を別のことにそらしてしまうこと。

インデックス投資は淡々と継続しつつ、インデックス投資に絡んだSNS発信や、自分の興味のあるジャンルで副業をし、楽しみながら自分で「稼ぐ力」を身につけるのが、結果的に資産形成が一番早くなるのでは、と思います。

新NISAのスタートとともに、インデックス投資の優位性、重要性はますます強まっていきます。

今後も、出来るだけなにもしない、を意識し、インデックス投資と末永く付き合っていきましょう。