ロレンシャンです。
私は2023年7月にサイドFIREを達成しましたが、「サイド」に当たる仕事としてブログを選択しました。
私は現在、投資や私のサイドFIREについての情報を発信している当ブログ、「ロレンシャン@第二の人生を歩む」、そして別ジャンルの特化ブログと計二つのブログを運営しています。
正直、この記事を書いている2023年8月時点で収益としてはまだまだこれから、といった所ですが、今後も自分のペースでこのブログは継続していこうと考えています。
今回は、私がサイドFIREの「サイド」に当たるビジネスとしてなぜブログを選択したのか、そして私が実際にブログを運営してみて感じたブログのメリット、デメリットについてを解説していきたいと思います。
私がブログを選択した理由
早速、私がサイドビジネスとしてブログを選択した理由は以下の通りです。
- 自分の好き、得意を活かせそうだった
- ストック型のビジネスである
- 初期費用、固定費がほとんどかからない
- 自分一人のペースで作業が出来る
順番に解説していきます。
自分の好き、得意を活かせそうだった
実は私がブログを始める前、別の副業として「せどり」をやってみた経験があります。
「せどり」というのは、インターネットや店舗で商品を仕入れ、別の媒体で転売し、その差額を儲けるというもの。
当時ebayというサイトで商品を仕入れ、ヤフオクで転売をしていましたが、正直、
「これは続けられない」
と思い、すぐに辞めてしまいました。
理由は単純に、せどりのキーポイントである商品のリサーチ、商品の仕入れが苦痛で仕方なかったからです。
そもそも昔から「物」に対して執着の無い私が、「○○の時計」、「○○の靴」とかを見ても全くときめきませんでしたし、自分自身でこれらの商品の何が良いのかさっぱり分かりませんでした。
こんなガラクタを数万円とかで買うなんて信じられない、と常に思っていましたし、その態度や気持ちはビジネスの細部に出てまうんですよね。
その後ブログを始めてみた時は逆に、
「これならできる!」
と思いました。
自分の好きなジャンルで記事を書いていていると楽しいと思うこともありますし、本当に記事作成に熱中していると半日なんてあっという間に過ぎ去ります。
このビジネスなら自分の好きなこと、自分の得意なことを活かせるかもしれない、素直にそう思いました。
いくら自分のペースで出来る副業とはいえ、自分が全く興味の無いことは続けることなんてできませんし、やっていて苦痛なことを「サイド」にしてはいけません。
ストック型のビジネスである
せどりが嫌だったもう一つの理由が、商品を毎日探し続ける必要があること、そして毎回梱包して発送し続ける必要があることでした。
もちろん、これらの作業を止めれば収益は発生しません。梱包、発送作業は外注化も出来るみたいですが、商品のリサーチや仕入れという重要な作業は自分でやる必要があるでしょう。
一方、ブログもある程度更新を続ける必要があるという点では同じですが、数ヵ月前に書いた記事に徐々にアクセスが集まったりと、記事自体が資産化していきます。
一度作成した記事(コンテンツ)はインターネット上に残り続けるので、ネット上にどんどん自分の記事が蓄積されていくということです。
もちろん、その記事自体が全く有益性が無ければ意味はありませんが、少しでも人の役立つ記事を作り続ければ、最終的には自分が寝ている間も資産化した記事が収益を生み続ける、といったことも十分考えられます。
私は株式、インデックス投資や不動産投資を長く行ってきたため、このようなストック型のビジネスに憧れたのかもしませんね。
初期費用、固定費がほとんどかからない
ビジネスの基本は小さく始めること。
ブログは初期費用や固定費がほとんどかかりません。
最低限かかるのはサーバー台(年間1万円以下)、ドメイン代(年間数千円)程度です。
その他ブログをやっていると、便利だったり時短が出来る有料のツールが欲しい、となる場合もありますが、せいぜいどれも年間1万円程度で、年間の固定費なんてたかが知れてます。
普通、ラーメン屋や喫茶店を開業するとなると数百万円からの投資が必要で、家賃や人件費などの固定費もバカにならないことを考えると、この初期費用や固定費は破格の安さです。
最悪失敗してもいいや、ぐらいの感覚でスタートできる、そして失敗しても簡単に手仕舞い出来る、これもブログをやってみようと思った決め手でしたね。
自分一人のペースで作業が出来る
自分一人のペースでやりたい時に作業をし、辞めたい時に辞めることができる、これもブログの魅力でした。
ブログはパソコン一台とインターネット環境さえあれば何処でも作業ができます。家や図書館、コワーキングスペースはもちろん、旅先のホテルで気分が乗ったら記事を書くことができます。
私は営業職で出張が多かったこともブログを選んだ大きな理由だったかもしれません。
せどりだと出張中は中々梱包、発送作業ができませんし、何日も作業を止めると顧客満足度の低下やクレームに直結しますから。
ブログの場合は出張先のホテルでも普通に作業ができたので、その辺のストレスはありませんでした。
ブログをやってみて気が付いたブログのメリット
次に、ブログを選んだ理由という訳ではありませんが、ブログを実際にやってみて感じたメリットを紹介したいと思います。
- ライティング力の向上
- 自分の考えを整理できる
- WEBやアフィリエイトの知識が付く
順番に解説していきます。
ライティング力の向上
これは日々感じるというよりも、大分前に自分が書いた記事を見た時に、ハッと感じることかもしれません
過去記事を読むと、あれ、なんでこんな変な文章を書いているのだろう、とか、この文脈今思うとかなりおかしいよね、みたいなことを感じ、修正したりします。
これは裏を返せば、自分のライティング力が知らない間に向上している、ということです。
ライティング力が向上すれば、最悪ブログで喰いっぱぐれても、そのスキルはWEBライターなどで活かすこともできますし、仮に再就職するということになってもそのライティングスキルやブログの実績をPRすることもできます。
その他、ライティング力は色々な仕事での応用も利きやすく汎用性の高いスキルだと思いますので、ある程度のライティング力が付いたということについては、ブログをやっていて良かったな、と感じました。
自分の考えを整理できる
これはX(ツイッター)を始めた時も似たようなことを感じましたが、自分の中で分かったつもりになっていることと、実際にアウトプットして不特定多数の人に説明をすることは全く違います。
自分では何となく理解していたつもりが、いざ文章を書き出してみると分からないこと、曖昧なこと、勘違いしていたことが沢山出てきますし、これらを整理し、文章に落とし込むと、結果的には非常に理解度が深まり、文章の執筆前の比較して知識に厚みが増します。
また、ある事象に対する自分の見解についても、何となく自分が思っていたことを文章にすると、
あれ?、実際の自分の考えはこうじゃないだろうか、
といった微調整も行われ、自分が本心何を考えているのかが整理されます。
自分の考えがリスト化され、より鮮明になったことは、やってみて感じた利点でした。
WEBやアフィリエイトの知識が付く
正直、自分はWEB、インターネット界隈については全くのド素人でしたが、他の方が丁寧に解説しているブログなどを見ながらwordpressの設定やサイトデザイン、広告の掲載などをやっている内に、
インターネットはこんな感じでWEBサイトが作られているんだ、
といった仕組み部分の知識や、
このサイトは最終的にこの広告に誘導しようとしているな、
といったサイトを作る側の気持ちが分かるようになってきました。
これは今後のIT社会を生きていく上で一番のメリットだったのではないかと思います。
ただ、細かいHTML(WEBサイトの言語)やCSS(WEBサイトデザイン)なんかは今でも全然分かりませんので、その辺の細かい編集が必要な時はもう専門家に任せてしまおうと思っています。
ブログをやってみて気が付いたブログのデメリット
逆に、実際にブログを運営してみて感じたブログのデメリットについても紹介したいと思います。
- 収益が発生するまで時間がかかる
- 熱中しすぎると健康を害す
順番に解説していきます。
収益が発生するまで時間がかかる
これはブログをやってみて誰もが感じる最大のデメリットだと思いますし、私も日々感じています。
最初はしばらく、完全にただ働き同然です。
最近では記事数が少なかったり記事の品質が低いと、グーグルアドセンスの審査も簡単には通りません。グーグルアドセンスに通すための解説記事なんかも多く出回ってますね。
グーグルアドセンスというのはクリック型の広告で、サイト訪問者に合った広告が自動表示され、サイト訪問者がその広告をクリックすると、サイト運営者に数十円~数百円の広告収入が入る仕組みです。
仮に通ったとしても、アクセス数が少なければ収益は少ないですし、時給換算すると酷いものです。
ちなみに当ブログも開設一年弱経ち、グーグルアドセンスを中心に一応収益は発生してはいますが、いまだに雀の涙程度で、とても労働時間には合っていません。現在進行形でまだ稼げる状況にはなっていないということです。
はっきり言って、記事を書くのが苦痛なジャンルだったら絶対に続きません。私がここまで続いているのは好きなジャンルだから、そしてある程度資産に余裕があるからだと思います。
初めてすぐに月額5万、10万を稼ぎたい、という人には向いていないビジネスということになります。
熱中しすぎると健康を害す
ブログの執筆はずっとパソコンに座って調べ物をしたりタイピングをし続ける作業の繰り返しです。
記事を書き始めて熱中し出すと、あっという間に数時間経っています。
特に本業もディスクワークで副業としてブログをやっている方は要注意で、私も営業職だったとはいえ、車移動とパソコン作業がメインでしたから、実質これに当てはまり、気が付いたら肩が痛くなっていたり、腰が痛くなっていたりすることが良くありました。
意図的に運動やストレッチの時間を取り入れないと、気が付いたら身体を壊すリスクを感じ、毎日ラジオ体操をするようにしていましたし、今はランニングも始めています。
何があろうと健康が一番大事です。
健康を害したら、ブログどころか本業すらもまともに従事できなくなります。
ブログをやるならば健康には常に気を使いましょう。
サイドFIREとブログは相性が良くおすすめ!
さて、ここまで私がサイドFIREの仕事としてブログを選んだ理由、そして私が実際にブログをはじめてみて感じたメリット、デメリットについてまとめてきました。
そして、今現在私が思っていることとして、
サイドFIREとブログは相性が良くおすすめ、だということです。
なぜ相性が良いと感じるのか、理由は以下の通りです。
- 資産形成と共にじっくりとブログを育てることができる
- サイドFIRE後も自分のメディアを持つことができる
順番に解説していきます。
資産形成と共にじっくりとブログを育てることができる
おそらく多くの人が、サイドFIREするだけの資産を構築するのにある程度時間がかかると思います。
そして先ほど説明した通り、ブログも成長するまでに時間がかかります。
例えばサイドFIREまでに10年程度を想定しているとすれば、ブログを10年かけてゆっくり育成していくこともできます。
たとえ月に2記事程度の更新でも、10年経てば240記事の大きなブログに成長しますし、資産形成と同時にサイドビジネスもそれなりの形になっているといった理想の状態も目指せます。
また先にブログが爆発し、サイドFIREが予想よりも早まる可能性だって十分考えられますね。
私の場合は資産先行型だったので、先に資産ができ、ブログは後追いで頑張っている状況ですが、正直もう少し早くブログを始めておけばよかったと後悔することもあります。
サイドFIREまでの資産形成とブログ育成は時間軸が似ているので、割と相性が良いと考えます。
サイドFIRE後も自分のメディアを持つことができる
サイドFIRE後は会社との繋がりは無くなりますので、自分自信を世間に発信する場が極端に少なくなります。
自分で店とかを開くのであれば別ですが、例えばせどりやプログラミングなどのビジネスだと、自分の意見を発信する場は限られます。
SNSやブログは自分自身の意見を発信する場として非常に優れており、特にブログは文字制限などもないので、自分自身が思っていることをストレートに文章化し、不特定多数の方に発信することができます。
もちろん影響力の大小はあれど、自分の意見を発信でき、それに対してある程度の反応のあるメディアを持っているというのはとても充実感のあることだと思います。
仮にブログを近親者に教えれば、その人に対しても常に自分は今こんなことを考えているんだ、ということを発信できますし、実際に会った時の話題のタネになったりもします。
サイドFIRE後の人生の充実度の意味でもブログは適しているビジネスだな、と感じています。
まとめ
私は今の所、自分のサイドビジネスとしてブログを選んで良かったと思っていますし、今後も自分のペースで末永く続けていきたいです。
もちろん、ブログを執筆していて大変だと思うこともありますが、それを含めて考えても本当に自分に合っているビジネスだな、と思います。
今後このブログが成長していくかどうかは正直分かりません。
ただ仮に成長こそしなくても、サイドFIREした自分にとって貴重な情報発信のツールであることには変わりありませんし、このようなツールを持てているということを有難く思い、大切にしていこうと考えています。
もし今後サイドFIREを検討している方がいて、サイドビジネスを何にしようか悩んでいるという方がいましたら、一度ブログに挑戦してみても良いと思います。
金銭的なリスクはほとんどありません。仮に失敗しても失うのは少しのお金と作業時間ぐらいです。
今後当ブログでも、サイドFIREへのサイドビジネスとしてブログを始めたいと思っている方向けのコンテンツを充実させていこうと考えていますので、乞うご期待ください。
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